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GAZ「TR」

ズヴェズダーに続きまたもレコードカーです。ここではその中でも特に珍妙なマシンを紹介。


不思議なボディは後方に何やら怪しい、しかし何かすぐにわかるモノが存在する。そしてやたらと高い車高…例えが悪いが上陸した巨大魚のようだ。

この計画は1952年にスタートした。世界で初めてターボジェットエンジンを車に積み、当時の世界最速記録を樹立することを目標とした。A.スモリンがデザインの指揮を執ったTRは700km/hを記録することを目指した。スモリンは航空機デザイナーでもありこのようなマシンを設計させるには最適な人選だった。また具体的にどこかは分からないが航空機工場のスタッフが協力していたようだ。
シャシーはアルミハニカムモノコックを採用。要であったエンジンはMiG-17に積まれていた「VK-1F」を選択。時代を考えれば最新鋭であり、いかにこのマシンに本気をかけていたか分かる。

開発には困難があったがGAZは54年夏にはTRをまとめあげて見せた。


…何だか不安な身なりである。700km/hを目指す車体にしてはやたらと車高が高い気がするのだが…開発陣は何も思わなかったらしい。そしてテスト結果は芳しくないものに終わってしまうことになる。

早速軍用飛行場に送られたTR。シェイクダウンでは300km/hも記録できない問題児ぶりを早速披露。恐らく現場には焦りの空気が流れただろうが、ここでアクシデントが起こる。ドライバーのM.メテレフは重傷を負い、マシンも大ダメージを受けた。開発陣はこのマシンを修復してもう一度アタックすることには意味がないと判断、こうしてTRプロジェクトは不発に終わったのだった。
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コメント

No title

こちらでは初めまして、です。いつも楽しく拝見させていただいております。

この時代のレコードカー、だいたいは前記事のような円盤型 (M-NAMIあたりはモロに戦前のナチス政権製をパクっている気がする) にちかい造形ですが、これはもうジェット戦闘機から主翼を外しただけのような形ですね。当時の情勢的に戦闘機のエンジンがそう簡単に第三者の手に渡るかということと、どうも風防前部がMiG-15 (あるいは-17?) からの流用に見えるので、もしかしたらMiGが関わっていたかもしれませんね。

>simacherさん
コメントありがとうございます。こちらでもよろしくお願いしますね。

確かにドイツのパクリのようなこの頃のレコードカーとは一線を画すデザインですね。これにはやはり航空機デザイナーが関わってたことが影響してると思われます。

風防、これは盲点でした。言われてみれば確かに同じように見えますね…。当時最新鋭のVK-1Fを入手してることからも確かにMiGが絡んでたというのは真実味があります、情報ありがとうございます!

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プロフィール

ゆーん

Author:ゆーん
東側諸国モータースポーツとサイエントロジー×モタスポとユーン様を調べているヤツ。ミニカー集めとかレースゲームもたまにします。 Twitter→@Kumaryoong

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