記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SKEM-03/05

かなりの謎に包まれたマシンである。まずこのマシン、フルサイズのモックアップまでしか完成してないのだから。

1983年、既存の価値観にとらわれない組織を目指してウクライナ西部のリヴィブにA.アトヤンとE.モスィパカとF.フェニオヴァからなるデザインワークショップが誕生した。恐らくこのワークショップがSKEMという名なのだろうが確証はない。

ともかく彼らは新しいマシンの製作にとりかかった。86-87年に作業は進み、第1号のマシン03/05のモックアップが発表された。


形容しがたいボディワークである。強いて言えばアロウズA2に似てないこともない。だがA2だってここまでフロントは攻めてない。


比べると03/05は空気抵抗を極限までに減らすことを主眼に置いてるのが分かる。ベースは「エストニア」とだけ書いてあるが、どのエストニアなのかは不明だ。時期的には21Mだと思われるが、サイドポンツーンがダウンフォースを発揮するものなのかはこの写真からは私には分からない。87年には以前記述したようにウィングカーが閉め出される可能性が広まっていたのでもしかしたらフラットボトム規定に沿っているかもしれない。

このボディワークはリヴィブ工科大学の20%風洞で編み出されたもののようだ。Cd家は「エストニア」の0.8から0.62に下がっている。
03/05はとにかくドラッグ低減を狙って設計され、特にサスペンション回りに狙いは如実に表れている。しかしその考えが87年のフォーミュラ・イーストに適切なものだったとは思えない。


結局1/1モデルが作られただけで03/05プロジェクトは終了を迎えた。ところが87年にこのデザインチームはNTTM-87というモスクワで開かれた若者の科学技術創造展示会に出場。なんと金賞を取っているのである。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ゆーん

Author:ゆーん
東側諸国モータースポーツとサイエントロジー×モタスポとユーン様を調べているヤツ。ミニカー集めとかレースゲームもたまにします。 Twitter→@Kumaryoong

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。