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DERBI(デルビ) GPR-50R

普通免許を取得してから半年、車を買おうとしながらも紆余曲折あってかねてから欲しかったアプリリア・RS50を探していたある日…ヤ○オクアプリのおすすめ欄にそいつはいました。


デルビ・GPR-50Rです(この画像は落札個体の詳細画像そのまんまです)。デルビなんてメーカーの名前は知ってたけど他は全然…しかしながらRS50とはまた違ったスタイリングと明らかに本気度が違うGPレプリカに惚れて運よく(悪い)ことに意外と安く推移し落札してしまいました。そして納車から3ヶ月、最初はセル回らないアイドリングしないその他もろもろあれでしたが何とか普通に走れています。

デルビは1910年代から自転車工場を営んでいたシモン・ラバサ・シングラが1946年に「SRS」というオートバイに近いモペッドを製作したことから始まったスペインはバルセロナの老舗メーカー。WGPとの関わりが深く、60-70年代では伝説のライダーであるアンヘル・ニエトが5回、80年代に「アスパー」ことホルヘ・マルチネスが4回タイトルを獲得するなど50cc~125ccクラスの強豪であり、「レッドパワー・デルビ」や「スペインの赤い弾丸」と呼ばれその名を世界に轟かせました。

その後エツィオ・ジャノーラが乗ったのを最後にしばらくGPから姿を消していましたが、99年にパブロ・ニエトとクルツ・ヤマハから開発能力に長けた宇井陽一が移籍して125ccに復帰を果たしました。特に宇井は00年と01年に圧倒的な速さを見せタイトルを争いましたが、いずれも安定感に欠けそれぞれアプリリアのロベルト・ロカテリとジレラ(マシンはデルビと同一)のマヌエル・ポジャーリに残念ながらトップを奪われました。


1999年 チーム集合写真


2000年 マヌエル・ポジャーリ


2001年 宇井陽一

2002年からは宇井に代わってスペイン期待の新人であるホルヘ・ロレンソが活躍し始めます。ロレンソは03年にGP初優勝、04年にはランキング4位に入るも250ccにステップアップし離脱、しかしその4年後にはアジョ・モータースポーツに供給されたデルビRSAを駆ったマイク・ディ・メッリオの手により念願のタイトルを獲得しました。



さて、私のGPRは00年の宇井陽一レプリカです。が、とても2000年製とは思えないスタイリング…



「あれ、このリアデザインどこかで…」という方は鋭い、GPRのデザインは大元を辿るとカジバ・ミトがベースになっています。


さらに追及していくとミトの50/75スケールダウンモデルのプリマとほぼ同一です。


プリマは92年デビューのため、このスタイリングも納得がいきます。デルビGPRは基本的にプリマのエンジンをデルビ自製のEBSエンジンに換装したものとも言えます。しかしながらもちろん相違点があります。ディテールを見ていきましょう。


まずはこれ、なんとショーワ製の倒立フォークが入っています。元のプリマもマルゾッキ製の倒立が入ってたりするのですが、デルビはショーワを採用しています。これは、ショーワの欧州法人がスペインにあったことが関係しているようです。現にスペインスズキのSMX50や、リエフRS1もショーワ製フォークを採用しています。が、50ccに倒立を採用するのは極めて珍しいかと思われます。



ブレーキはどちらもAJP製キャリパー/マスターが装備されています。フロントが片押し2ポッド、リアが対向2ポッドですがどちらもよく効きます。何しろディスク径がそれぞれ260mm/220mmとやたらデカいので見た目的にもとてもよろしいです。


メーターはタコが大きく真ん中に配置され右に小さな120km/hスケールのスピード、左に各種ランプがあるという構造です。その配置上その気になりやすいので注意が必要です。
何故かNランプがなく、水温は警告灯のみという漢な仕様です。さらにメーターの固定方法がかなり特殊で、ネイキッドのようにステアします。そのせいか固定部のゴムは割れてぷらぷらします。自分はタイラップでとりあえず…。
またGPレプリカモデルはトップブリッジにシリアルプレートがつきます。



カウルを纏うと全く見えなくなるのが残念なほどの見事な月桂冠があしらってあります。EBSエンジンは9000rpmで9馬力を発揮する高回転型ではありますが、3000rpm以下での発進もこなします。もちろん鬼のように遅いので普段は4500rpm、坂道では6000rpmあたりで発進しています。6500~9000rpm辺りが面白いエンジンです。
ギアは6段リターン。ギア比は恐らく6速レッドゾーン付近で100km/hとなるように組んであると思われます。純正では100km/hはパワー的にも難しそうですが…。


フレームはアルミを採用しており、乾燥重量は89kgとサイズとボリュームの割に良くできています。タイヤサイズはフロントが90/90-16、リアが120/80-16と極めて珍しいサイズとなっています。そのため、タイヤの選択肢はかなり限られます。現在はフロントがTT900GP、リアがBATTLAX SCとなっています。ちなみにタイヤ交換は一般的なバイク用品店で引き受けてくれます(経験済み)。



プリマから引き継ぐ特徴として、メットインスペースが挙げられます。NS-1に近い構造で、タンクをリアカウル内に配置しダミータンクが開きそこを荷物入れとしています。が、その中にリザーブタンクを突っ込んだおかげで手持ちのヘルメット(NOLAN N33/BELL ジョン・コシンスキーレプリカ)は容量が足りず入りません。さらに、リザーブタンクはかなり無理して配置されてるため、オイル警告灯は傾斜に敏感で500mlほど残っていても点灯します。また、残量が確認しづらいです。
このようにあまり考えられてなさそうなメットインですが、荷物はかなり入ります。35cmほどの長さがある折り畳み三脚も余裕です。予備の2ストオイルなども入れることができますし、(そんな用途で使う人がいるとは思えないが)買い物もこなせそうです。もちろんメットイントレーは取り外せてバッテリーやプラグ、キャブレターへのアクセスは容易ですが、燃料タンクの容量は7.25Lと少なめなので注意が必要です。ちなみに燃費は24-28km/Lほどです。


バイクだけだとどうも16インチのせいか小さく見えますが、人がまたがると途端に大きく見えます。正直とても50ccとは思えないボリュームでそこが魅力的です。
ポジションは非常にきつく、低いハンドルと幅が広いシートのせいで長く走るとかなり疲れます。シート高は770mmとそこまでではないですが、台形状に広がっているため足着き性は悪く、171cmの自分でもベタ着きとはいきません。


やはり輸入車だけあって、日本の道交法のなか走るとすると決してほめられる点ばかりのものではありません。ですが、そのアンバランスさが輸入車の魅力なんだろうなぁと感じます。
何より、乗っていたりすると色んな人に声を掛けられます。「これドゥカティでしょ?」と言われたことまで…。乗り物を通じてネットワークを広げたい方にはうってつけなのではないでしょうか。モノ自体も楽しいですしね!
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プロフィール

ゆーん

Author:ゆーん
東側諸国モータースポーツとサイエントロジー×モタスポとユーン様を調べているヤツ。ミニカー集めとかレースゲームもたまにします。 Twitter→@Kumaryoong

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